【保存版】Google NotebookLMの利用プランと料金を徹底解説|社内DXにAIを活用 「知見の散在」をなくすNotebookLMとは?

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社内の情報活用について、次のようなお悩みはありませんか?

  • 部署ごとに知見やノウハウが分散している
  • 過去の資料を探すのに時間がかかる
  • 調査結果を整理・統合するだけで会議に間に合わない
  • せっかくの情報が活用されない

 

情報は存在しているのに「意思決定に生かせない」——これは大きな機会損失です。

しかし、この課題はAIの力で解決できます。

 

 

NotebookLMとは?

Googleが提供するAIアシスタント型ノートツールです。

複数の資料をひとつのノートブックに集約し、AIが内容を理解・分析することで、情報整理をサポートしてくれます。

 

主な特徴

情報の一元管理: 複数のドキュメントを1つのノートブックに集約できます。

AIによる要約・整理: 長文のレポートも短時間で要点を抽出し、資料の横断的な比較も簡単です。

自然な質問が可能: 「昨年の成功事例は?」と尋ねるだけで、AIが資料を参照して即座に回答します。

 

NotebookLMの強みは、「調べる・整理する」ために費やしていた時間を、「意思決定」に振り向けられることです。

 

NotebookLMの利用プランと料金イメージ

NotebookLMは、GoogleのAI機能の一部として提供されており、利用環境によって「個人向け」と「法人向け」で契約プランが異なります。

 

まずはお試し!無償版もあります

  • Google個人アカウントでの利用が基本

  • 学習やリサーチなど、単発的な活用に向き

  • スマートフォンのアプリでも利用可能!

無料版は1ノートブック当たりのソース数が限られていたり、日次のチャット回数の上限があったりするので、
がっつり使いたい!という方には以下の有料プランをおすすめします。

 

個人向け:NotebookLM in Pro

個人利用の場合は、Google AI Pro/Google AI Ultraへのアップグレードが必要です。

  • Proプラン: 月額約2,900円/ユーザー
    個人アカウントごとの契約で、オンラインヘルプやGoogleアカウント標準レベルのセキュリティが提供されます。
  • Ultraプラン: 月額約36,000円/ユーザー
    Proよりもさらに高性能なAI機能を利用できますが、管理機能はありません。研究や高度な専門家向けのプランです。

 

個人でがっつりNotebookLMを利用するには、Google AI Proを契約するのが現実的な選択肢だと思います!

※2025年9月現在
料金やプランは変更になる可能性があります。

 

法人向け①:NotebookLM in Pro

企業や組織でNotebookLMを業務活用する場合、Google Workspaceの以下のプラン以上の契約が対象となります。

  • Business Standard: 月額1,900円/ユーザー。2TBのストレージが利用でき、管理者コンソールでの一括管理や利用制御も行えます。

※Business Starterプランでも、基本的なアクセスは可能です。(制限あり)

※2025年9月現在
料金やプランは変更になる可能性があります。

 

法人向け②:NotebookLM Enterprise

NotebookLM Enterpriseは企業向けの有償版(※要見積)で、セキュリティ、管理機能、サポートが強化されています。

Google Cloudと統合されており、高度なアクセス制御やセキュリティを提供し、Microsoft Officeファイルにも対応します。

高度なセキュリティとコンプライアンスが求められる大規模組織や機密情報を扱う企業に最適です。

Microsoft Officeファイルとの連携も可能になるので、組織全体の情報整理と活用を強力に推進してくれます!

 

NotebookLMのはじめ方(5ステップ)

※無償版、NotebookLM in Proの場合の例

プランを契約したら、すぐに利用可能です。

  1. アクセスとログイン: NotebookLM公式サイトへアクセスし、「NotebookLMを試す」をクリックしてGoogleアカウントでログインします。
  2. 新しいノートブック作成: テーマごとにノートブックを作成します(例:営業提案、人事制度、市場調査など)。

    テーマごとにノートブックを作成することで、回答精度が向上します。
  3. 資料をアップロード: 過去のレポートや調査資料(PDF、Googleドキュメント、スプレッドシートなど)をまとめて投入します。
    WebサイトやYouTubeのリンクも追加することが出来ます。

    ↑試しにNotebookLMの公式サイトをソースとして追加してみました。
  4. 質問する: 「昨年の若年層調査の結果は?」「競合AとBの違いは?」など、自然な言葉で質問すると、AIが資料を横断的に参照して回答します。

    ↑「NotebookLMで何ができますか?」という質問に対して、
    「NotebookLMは、AIを活用した調査と思考のパートナーとして、信頼できる情報を基盤に様々な機能を提供します。Google Workspaceのサービスの一つであり、AIリサーチアシスタントと位置づけられています。NotebookLMでできる主なことは以下の通りです。・・・」
    のような形で、追加したソースの中から回答を返してくれました。
  5. 要約や比較を依頼: 「一言で説明して」や「顧客からの要望をカテゴリ別に整理して」といった依頼も可能です。

    ↑「NotebookLMは、AIを活用した調査と思考のパートナーとして、アップロードされた資料に基づいて必要な情報や分析を効率的に提供するアシスタントです」と、簡単に要約してくれました。

 

他にもこんな機能があります。

・マインドマップ機能でソースに基づいたマインドマップを自動で作成

・レポート機能で概要説明資料やよくある質問などを自動で作成

・音声解説機能でドキュメントを音声解説に変換
→マルチタスク中や、音声で学習したい場合に、コンテンツの要点をすばやく把握することが可能です

 

活用シーン

NotebookLMは、さまざまな部門で力を発揮します。

営業部門: 提案資料や会議の議事録を一元化し、効率的に提案内容を整理。

企画部門: 市場調査やアンケート結果を統合し、施策の方向性を迅速に検討。

人事・総務部門: 規程や制度関連の文書を整理し、社員からの問い合わせに即時対応。

 

まとめ

NotebookLMは、分散した情報を「すぐに使える知見」に変換し、情報整理にかかる時間を大幅に減少させます。

これにより、意思決定のスピードと質を向上させることが可能です。

 

私たちのチームでは、NotebookLMを含むAI活用や情報整理の仕組みづくりをサポートしています。

  • NotebookLMを自社でどう活かせるか知りたい
  • 具体的な導入の流れを相談したい

という方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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記事を書いた人

inaco

2024年7月中途入社。未経験から転職してエンジニアとして働いています。 似顔絵と実物はそっくりです。 チワワを飼っています。 多趣味です。特にゴルフとキャンプと料理が好きです。

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