IT業界完全未経験から大手SIerへ転職 – 半年間の体験談

くじら

はじめに – 私の転職ストーリー

私は今年、税理士事務所からIT業界へと完全未経験で転職し、現在システムサポートで働いています。
入社から半年が経過したこのタイミングで、同じようにIT業界への転職を考えている方々に向けて、体験談をお伝えしたいと思います。


なぜIT業界を選んだのか

前職は税理士事務所で働いていました。
社会人になって5年目を迎えた頃、自分の仕事で生み出される成果物の価値について深く考えるようになりました。

税務処理は確かに社会にとって必要不可欠な業務です。
しかし、基本的には事後処理であり、能動的にその作業によって社会がより便利になるわけではありません
自分の仕事の意義について疑問を持つようになりました。

そんな中で出会ったのがIT技術でした。
社会をより便利にするシステムを構築でき、データ分析などでさまざまな知見が得られるIT技術に強い興味を持ち、転職を決意しました。


転職活動での不安と決意

正直に言うと、完全に業界未経験でIT業界に飛び込むことへの不安は計り知れないものがありました。
「本当にスキルを身につけられるのか」という疑問は常に頭から離れませんでした。

しかし、それ以上に恐ろしく感じたのは、価値を見い出せなくなった元の仕事を続けることでした。
この危機感が、新しい挑戦への大きな原動力となりました。


システムサポートを選んだ理由

教育制度の充実

複数の企業を検討する中で、システムサポートを選んだ決め手となったのは教育制度の充実でした。
未経験の中途採用者に対して、資格取得支援や学習環境が整っており、成長したいという意欲を会社がバックアップしてくれる文化がありました。

具体的には、以下のような制度に魅力を感じました

  • 資格取得に対する報奨制度
  • 業務時間中に学習時間を確保できること

働く環境の安定性

各支社・事業部ごとに採用活動を行っているため、勤務地が安定していることも大きなメリットでした。
家庭の事情などで特定の地域を離れられない方には、非常に働きやすい環境だと思います。

会社の将来性

毎年の業績向上が続いており、今後も成長が期待できる将来性も、大きな決め手となりました。


面接で感じた会社の雰囲気

面接では複数名の面接官(※)の方が参加されましたが、経験の少ない私に対しても真摯に向き合ってくださいました。
システムサポートで活かせる可能性を一生懸命探してくれているように感じたのです。

技術に明るくないことを承知の上で、業界への志望理由や今後の目標などを親身になって聞いてくださいました。
複数名もの面接官がいるにもかかわらず圧迫感を感じることはなく、終始和やかに進行しました。
応募求人により面接官の人数には変動があり

今思えば、システムサポートの良好な社風が、その時点から表れていたのだと感じます。


入社後の成長記録

最初の1ヶ月 – 基礎固めと資格取得

入社後は、以下の学習から始めました。

  • 基本情報技術者試験
  • Google Cloud認定試験

先輩が要所要所をわかりやすく説明してくださったおかげで、Google CloudについてはAssociate資格を取得でき、基本情報についても科目Aを通過できる知識を身につけることができました。

実際にアプリを開発する演習では、この業界でどういった価値提供ができるのかを肌感覚で実感できました。
先輩社員がよく気を遣ってくださり、分からないことがあればすぐに相談でき、成果物に対して適切なフィードバックが得られる環境でした。

3ヶ月目 – 実案件デビューと仲間との出会い

いよいよ案件に参加することになり、分からないことが多い中でも上司とペアで業務に取り組みました。
自分の作業が売上に結びついたことを実感し、大きな安心感を覚えました。

配属されたチームの皆さんとも打ち解け始め、協調性とユーモアと能力を兼ね備えた素晴らしい方々だと感じました。
前職では一人で完結する業務が多かったので、チームワークの重要性を学ぶとともに、周囲に優秀な方がいることが、これほど励みになるということを初めて知りました。

半年経過 – 技術の面白さを実感

現在はWebアプリの開発を進めており、多くの課題と失敗にぶつかりながら、周囲の支えによって一歩ずつ前進しています。
入社前の私に「半年後にこれほどプログラムを書いている」と伝えたら、きっと驚くだろうと思います。

技術への不安は完全には解消されていませんが、それは「この業界にいれば感じること」であり、成長の証でもあるという認識に変わりました。

「全てが揃ってから行動する」のではなく「走りながら学ぶ」という姿勢の大切さを実感しています。

仕事の面白さはもちろん、常に進歩し続ける技術を学び続けることの楽しさや、その技術自体の興味深さを日々感じています。


印象的なエピソード – 社内コンペでの受賞

システムサポートでは、担当プロジェクトについてインセンティブ申請を行うことができます。
これは、プロジェクトの優れた点をプレゼンで発表し、会社への貢献度が認められれば参加者にインセンティブが支給される制度です。

参加した案件でこの申請を行うことになり、周囲の方々にアドバイスをいただきながらプレゼンを準備し、結果として🥉銅賞を受賞することができました。
社内コンペは人生初の経験でしたが、他の発表から会社の皆さんが熱意を持って仕事に取り組んでいることが伝わり、非常に刺激を受けました。


現在の働き方

現在は以下のようなバランスの取れた生活を送っています。

  • 9時に出社
  • お昼は名駅周辺で食事を楽しみ
  • 18時には退社

業務配分が適切なおかげで、自己学習の時間もしっかりと確保できているのが素晴らしいですね。


転職して良かったと感じる3つのポイント

①  過去から未来へ – 仕事の性質の変化

過去の数字をまとめる仕事から、未来の仕組みを作る仕事に変わったことが最大の変化です。

自分が関わったシステムが稼働し、多くの人の業務を効率化していく過程は、大きな達成感と創造的なやりがいを感じさせます。

②  成長産業への参画

IT業界は今後も社会の中心であり続ける成長産業です。
需要が高く、変化の激しい業界にいることで、常に新しい刺激を受けながら成長できるという実感があります。

③ 経済的な向上と評価制度

年収が向上し、自身のスキルや成果が給与に反映されやすくなったことも大きなメリットです。
IT業界では技術力やプロジェクトでの貢献度が評価に直結しやすく、成果を出せば若手でも昇給や昇格が期待できます。


現在も感じている課題

最大の課題は、未知の技術や概念への対応です。

  • 問題にぶつかった時に「このような解決方法があるだろう」と推測して進むことの難しさ
  • 相談する際に、理解できていない内容を正確に説明することの困難さ

必要な技術や知識の予習と復習は欠かせないと実感しています。


システムサポートの魅力

社員の人柄の良さと職場の雰囲気の良さは大きな特徴です。
平均残業時間の少なさや人事評価制度の充実により、社員同士が余裕を持って接しているのではないかと、前職と比較して感じています。


IT業界の将来性について

デジタルトランスフォーメーション(DX)の波は、あらゆる業界に押し寄せています。
従来の業務プロセスをデジタル化し、効率化を図る需要は今後も拡大し続けるでしょう。
特にIT業界は、この変革の最前線に立っており、企業の課題解決を技術で支援するという重要な役割を担っています。

注目の技術分野

  • AI
  • IoT
  • クラウドコンピューティング

転職を検討されている方へのアドバイス

IT業界未経験で転職を考えている方に、まずお伝えしたいのは以下のことです

「不安を感じることは当然だが、現状に留まることのリスクも考えてほしい」

私自身、技術への不安は大きかったものの、価値を感じられない仕事を続けることの方がはるかに不安でした。

成功のポイント

  1. 学習意欲があれば、未経験でも必ず道は開けます。
  2. 完璧を求めすぎず「走りながら学ぶ」姿勢が大切
  3. 転職活動では以下をしっかりと見極める
    • 教育制度の充実度
    • 社員の人柄
    • 会社の将来性

面接・準備のコツ

  • 面接では技術的な知識よりも熱意を伝える

・なぜこの業界を選んだのか
・どんな価値を提供したいのか

  • 入社前の準備

・基本的なIT用語に慣れ親しんでおくこと
・論理的思考力を鍛えておくこと


今後の目標

今後はデータ分析の技術と経験を身につけ、自分の興味のある分野と組み合わせることで価値を生み出していきたいと考えています。
IT技術の可能性は無限大で、さまざまな分野で活用できると信じています。


まとめ

IT業界への転職から半年が経ち、毎日が学びと発見の連続です。不安や課題は尽きませんが、それ以上に大きなやりがいと成長を実感しています。

未経験からのスタートでも、適切な環境と継続的な努力があれば、必ず道は開けます。

同じような境遇で悩んでいる方がいらっしゃいましたら、ぜひ一歩を踏み出してみてください。システムサポートは、そんなあなたの挑戦を全力でサポートする会社です


💪 挑戦を恐れず、新しい可能性を信じて一歩を踏み出しましょう!

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記事を書いた人

くじら

データサイエンスグループ所属。休日はもっぱらガンダムを見ながらプラモを作っている。実は木星出身。

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