社内ナレッジの眠れる資産をAIで掘り起こす|Google Cloud Agentspace活用ガイド

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社内の情報があちこちに散らばっていて、必要な資料を探すのに時間がかかる…そんな経験、ありませんか?

 

会議資料、議事録、設計書、メール…

ツールや部署ごとに情報が分かれていて、どれが最新かもわからない。

「どこにあったっけ?」と探し回るうちに、気づけば貴重な時間があっという間に過ぎてしまう。

Google Cloud の Agentspace は、そんな“情報迷子”の悩みを解決する社内向けAIツールです。

 

あらゆる情報源を統合し、自然な言葉で質問するだけで、必要な資料や知見をパッと引き出せます。

さらに、部署ごとにカスタマイズしたAIエージェントを作り、安全に社内展開することも可能です。

 

社内ナレッジに潜む3つの課題

私たちが多くの企業で見てきた“情報の非効率”には、共通する3つの原因があります。

 

  1. 情報のサイロ化
    部署やプロジェクトごとに異なるツールを使っていて、情報が分断されている。
    例)営業はSalesforce、総務はGoogle Drive…といった具合にバラバラ。
  2. 検索機能の限界
    各ツールの検索は、それぞれの中だけでしか機能しない。しかも、キーワード一の致が中心で、表現の揺れに弱い。
  3. 暗黙知の存在
    「あの資料は〇〇さんしか知らない」「誰もまとめていないけど、この情報は重要」といった、口伝レベルの知見。

 

Agentspaceでできること

  1. 情報源の一括統合
    Google Drive、Slack、Gmail、SharePointなど、複数の情報源を接続します。
    一度検索すれば、すべてのソースを横断して結果が得られます。
  2. 自然言語での質問応答
    キーワードだけでなく、「今年の売上目標と昨年比を教えて」などの文章で検索可能です。
    AIが情報を要約して提示するため、資料を開かなくても要点がわかります。
  3. カスタムエージェントの作成
    部署別やプロジェクト別にエージェントを作り、それぞれの業務に最適化します。
    たとえば営業エージェントは顧客資料や見積もり履歴に特化し、開発エージェントは仕様書やエラー事例に特化するなど。

導入の効果

  • 探す時間を大幅に削減し、作業効率が向上
  • 情報が属人化せず、誰でも必要な知見にアクセス可能
  • 社内ナレッジが“資産”として活用されるようになる

 

導入のステップ

  1. 情報ソースの整理
    まずは社内で利用している情報ツールの棚卸し。どこにどんなデータがあるのかを把握します。
  2. Agentspaceと接続
    APIやコネクタを使って各ツールを接続します。権限設定も細かく制御可能です。
  3. エージェントのカスタマイズ
    ユーザーがよく使う質問や業務シナリオに合わせて、回答の精度や出力形式を調整します。
  4. 社内展開&教育
    社員への周知やトレーニング。最初は部門単位で試験導入し、効果を測定して全社展開へ。

 

最後に

「探す時間が長くて作業が進まない」

「社内に眠っている情報をもっと活用したい」

 

そんな課題を感じているなら、Agentspaceは強力な味方になります。

自社の業務にどれくらいフィットするかを確かめるためにも、まずはお気軽にご相談ください!

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記事を書いた人

inaco

2024年7月中途入社。未経験から転職してエンジニアとして働いています。 似顔絵と実物はそっくりです。 チワワを飼っています。 多趣味です。特にゴルフとキャンプと料理が好きです。

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