PowerToysで面倒なPC操作を効率化する

こんなことできます
ぐるいち

0. はじめに

日々の業務の中で、こんな経験はありませんか?

  • 複数のファイル名を変更したいけど、一つずつやるのは面倒・・・
  • 作業中にウィンドウの位置を微調整したいけど、うまく配置できない・・・
  • 使わないキーを有効活用したい・・・

簡単だけど、ちょっとだけ面倒な作業。
そんな作業を効率化してくれるのが、「Microsoft PowerToys」です。

1. 「Microsoft PowerToys」って何?

PowerToysとは、Windowsの操作性や生産性を向上させるための無料のユーティリティです。
Microsoftが開発・提供していることから、セキュリティ面でも安心して導入できます。

今回はこのPowerToysの導入からカスタマイズ方法まで紹介していきます。

2. インストール方法

①スタートボタンからMicrosoft Storeに移動します。

    ②検索欄に「PowerToys」と入力します。

 

③インストールを押します。

 

④インストールが完了すると自動でメニューが開きます。

3. 特に便利な機能

PowerToysの中でも、特に便利だと感じた機能を紹介いたします。

3-1. Fancyzones

ウィンドウをあらかじめ決めたレイアウトに沿って配置できる機能です。

    ①「Win + Shift + @」でメニューを表示
    ②任意のフォーマットを選択(自分好みにカスタマイズすることも可能)

 

③「Shift」キーを押下しながら表示したいウインドウをドラッグする。

配置したいウィンドウを「Shift」キーを押しながらドラッグすると、先ほど選択したフォーマットが表示される。

 

④対象のウィンドウが指定の位置に配置される。

 

★さらに便利なテクニック

ウィンドウをドラッグする際に「Shift」+「Ctrl」を押下することで複数の領域をまたいで選択可能です。

 

3-2. File Locksmith

ロックされたファイルがどこで使用されているかを判別し、タスクの終了ができる機能です。

①確認したいフォルダやファイルを右クリックし、 File Locksmithを選択します。

 

②開かれているファイルを表示

下矢印ボタンをクリックすると、どのユーザーが使用しているかも確認できます。

 

③タスクの終了を選択することで、該当のプロセスを停止できます。

ただし、作業中のファイルを終了すると、未保存のデータは失われるため注意してください。

 

3-3. Keyboard Manager

自分でキーボードショートカットをカスタマイズすることができる機能です。

こちらについては次の章で実際にショートカットを作成するため、ここでの説明は割愛いたします。

 

3-4. Always On Top

選択したウィンドウを常に手前に表示することができる機能です。

    ①表示したいウィンドウを選択して「Win + Ctrl + T」

この記事を書いている際も使用していました。。。!

 

3-5. New+

登録したフォルダやファイルをワンクリックで複製できる機能です。
⓪初回使用時のみ有効化が必要です。
メニューから設定を開いてください。

設定画面内で「New+を有効にする」をオンにします。

①テンプレート → 場所 → 変更
複製したいフォルダの 1つ上の階層を選択 して、 OK を押します。

②任意の場所で右クリック → 「新規+」 → 対象のフォルダ等を選択することで複製可能です。

4. 「Keyboard Manager」を使用してショートカットキーを作成する

パソコンで作業しているとき、使用しないキーを有効活用したいと思ったことはありませんか?
そんなときに便利なのが、「Keyboard Manager」です。

「Keyboard Manager」はキーボードのキーをカスタマイズできます。

今回は、「Ctrl」+「無変換」キーにスクリーンショット(アクティブウィンドウ)のショートカットを割り当ててみましょう。

①PowerToysの初期画面から「Keyboard Manager」を選択し、設定を開きます。

②ショートカットの再マップを開き、「ショートカットの再マップを追加」をクリックします。

③ショートカットにこれから割り当てたいショートカットを、マップ先にショートカットで実施したいキー操作を入力します。

      • 画面左のショートカット:「Ctrl(Left)」+「無変換(IME Non-Convert)」
      • 画面左のショートカット:「Ctrl(Left)」+「無変換(IME Non-Convert)」



これでショートカットの割り当てができました。

マップ先のアクションには以下の4つを紐づけることができます。

      • キー/ショートカットの送信
      • テキストの送信
      • プログラムの実行
      • URIを開く

よく使用するURLやファイルを割り当てておけば、たった一回の操作で瞬時に画面を開くことができます。

★注意点
ショートカットの再マップよりも、キーの再マップが優先される点に注意が必要です。
そのため、再マップしたキーをショートカットでは使用しないようにするのがよいでしょう。
また、一部のショートカットはシステムによって予約されており、変更できない場合があります。

5. まとめ

この記事ではWindowの操作を効率化する「PowerToys」の紹介とKeyboard Managerによるショートカットキーの再割り当て方法を解説しました。
「PowerToys」には今回紹介した以外にも、作業を快適にする強力なツールが多数そろっています。
ぜひインストールして、自分の作業スタイルに合った機能を見つけてみてください。

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記事を書いた人

ぐるいち

筋肉をつけたいエンジニア。2kmを7分台で走りたいエンジニア。

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