【ServiceNow】IRM領域「スマートアセスメント」の紹介
こんにちは、ServiceNow担当のMRです。
今回はIRM(統合リスク管理)等で主に利用される、スマートアセスメントエンジン(SAE)についてご紹介します。
スマートアセスメントエンジンは、評価アンケートのような機能で
さまざまな状況、側面、またはレコードを評価するためのアセスメントを作成し、従業員に配布できます。
本記事はSAEの概要や基本的な利用方法について説明します。
1. SAEの概要
スマートアセスメントエンジン(SAE)は、質問(アンケート)を作って、従業員に回答してもらう機能です。
旧機能として似た仕組み(メトリクスタイプ)もありますが、現在は SAEが後継です。
旧機能で作ったものを SAE 形式に変換する機能もあります。
私は IRM 領域で使った経験が中心ですが、TPRM(サードパーティリスク管理)など他の領域でも使えます。
この記事では、次の2つのレコードを使います。
アセスメントテンプレート [sn_smart_asmt_template]
:ユーザーに配布するための質問票のテンプレート
スマートアセスメントインスタンス [sn_smart_asmt_instance]
:テンプレートから発行された実体レコード
2. アセスメントテンプレートの作成方法
早速、テンプレートを作成する方法をPDIの画面とともにご紹介します。
バージョンはZurichとなります。
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- アセスメント機能を利用する準備として下記プラグインのインストールが必要になります。
「Smart Assessment Core」
「sn-smart-assessment-designer」
「sn-smart-assessment-connected」
「Post Assessment Actions for Smart Assessments」 - インストール完了後、ワークスペースから「アセスメントワークスペース」を開きます。

- 「New template」ボタンより新規作成ウィンドウを表示します。

- ウィンドウにて必須項目を入力しCreateボタンを押下します。
今回の例は、OOTBとしても使用される、コントロールを対象とする際のものです。
カスタムテーブル等を対象にする際は「テンプレートカテゴリー」を作成します。
評価対象テーブルがカスタムテーブルになるようなイメージです。
(Control CategoryはOOTB)

初期画面は作成の際に入力した情報画面のため、作成した証明書の編集画面に遷移します。 - Settingを押下して、証明書設定画面に遷移します。

- Setting画面にて期限と管理者ロールを設定します。
設定が完了次第、Questionsタブを押下してメインとなる質問を設定していきます。

- 質問には親となるセクションが必須となるので、「Add section」を押下します。
他にも「instructions」にて証明書の説明、「Add assessment reference」にて評価対象の参照を設定できますが、詳細は割愛します。

- 作成したセクションの設定を行い、Saveボタンを押下。そのセクションを対象に「Add question」ボタンを押下します。

- 質問の設定画面にて「質問種別」「質問内容」「必須等々のオプション」を設定します。今回の例ではDropdownを選択。

- 質問の種別を選択すると実際の回答画面イメージと共に「回答選択肢」等を設定できます。
Saveボタンを押下して保存します。
上記のセクションの追加と質問の追加を繰り返して、証明書を完成させます。
完成後に、右上の「Publish」ボタンを押下することで、ユーザーが発行できる状態となります。
※Publish後にユーザーに発行されると質問の変更・追加は基本的に行えません。誤字修正も設定次第では不可となります。

- 「Publish」状態となるとAutomationsタブにて「回答後の自動化処理」を設定できるようになります。

- Create automationにて自動化パターンを作成します。名称と説明を記入します。

- 作成後、自動化処理の設定画面が表示されます。今回は例として条件付きを選択します。

- 選択後に下記の画面に遷移します。「Set condition」にて条件を、「Set action」にてアクションを設定できます。
まずは条件を設定します。

- 条件画面では、条件の元となる質問を選択します。(ResponseBased(実際の回答)>Section選択>質問)

- 質問を選択後、「その質問の回答が○○の為」といった条件の為に、回答の状態を決定します。
Saveボタンを押下で条件の確定となります。

- 最後にset Actionsを押下し、Actionを設定します。
Actionはサブフローであるため、事前に作成する必要があります。

- アセスメント機能を利用する準備として下記プラグインのインストールが必要になります。
以上がアセスメントテンプレートの作成手順となります。
3. 発行方法と回答手順
発行方法は2通りあります。
1つ目はOOTB機能を利用した発行方法、2つ目は「Trigger Smart Assessment」Actionを利用したサブフローとなります。
今回は証明書機能の主要な対象レコードとして、1つ目にご紹介したOOTBを使った機能である、評価対象のレコード(コントロール)を通じた発行方法を紹介します。
- まずは評価対象のコントロールレコードを新規作成します。(詳細な作成手順は割愛します。)
- 作成後に、証明書の項目にて作成したアセスメントテンプレートを設定します。
設定後にAttestボタンを押下して、証明状態へ遷移します。

- 証明状態に遷移後、Attestationsタブに発行された証明書が追加されます。

- 発行すると、従業員ポータルのGRCタスクにて証明書が追加されます。
対象アセスメントインスタンス(発行された証明書)を選択すると回答画面に遷移します。

- こちらが実際の回答画面となり、Submitボタンを押下することで結果を送信することができます。

4. まとめ
今回はスマートアセスメントの基本的な作成方法から回答まで紹介しました。
現在、この機能はIRM・TPRM等のRC領域にて主に利用されておりますが、アンケート形式の評価機能として他領域でも利用可能になる可能性は高いと思われます。
既に作業指示タスクのアンケート機能として、フィールドサービス管理(FSM)領域にも機能提供されています。
スマートアセスメントエンジンはリリースされたばかりの機能で不便な箇所も多々ございます。
また、今回の記事では説明しきれなかった箇所も多々ございます。
しかし、何かのレコードをアンケート形式で評価する機能、今後OOTBのAI関連機能も追加されていく機能としてはスマートアセスメント以外は存在しない認識です。
今回の記事が皆さんの技術選定等の助けにでもなれば幸いです。





